お寺の曲り材の型
営業の中島です。
社寺の建築物には住宅と違い、曲りを活かした部材を多用します。
代表的な物でいえば、破風が判りやすいと思います。
破風以外にも隅木・茅負・木負・裏甲などなど、曲り材が多用されます。
どうしても、注文書の内容だけでは、微妙な曲り具合がこちらでは判断できない部分が多いです。
もしこちらの考えだけで製材して納めたら、あとで寸法が足らないと言う事態がでます。
それを防ぐために、宮大工さんからフィルムの型を頂き、現物にあてて見て確認します。
スケールを2つ使い、曲り具合を測定します。
現物に型を当てるのが一番確実です。
実際、お見積りの内容より型が大きい事もたまにあります。
頭を悩ませますが、なるべく予算に合うように努力します。
それでも難しい場合は、要相談です。
希望の化粧の曲り材がズムーズに製材出来た時は気持ちが良いですね。