森林総合研究所
営業の中島です。
先日、つくば市にある森林総合研究所に見学に行ってきました。
下の写真は木材の強度を破壊して測定する装置です。
美濃市の森林研究所にも同じタイプの装置がありますね。
ちょうど、CLTを破壊して強度を測定していました。
破壊された現物をみると、フィンガージョイントで繋いだ部分から壊れています。
私が昔聞いていた知識だと、集成材は無垢より強いとの話しでしたが、そうでも無いそうです。
無垢は個体差があり、とんでもなく強度の高い木もあれば、弱い木もありバラつきがありますが、集成材は強度のバラつきが無く、
設計がし易い事がメリットとの事でした。
今まで間違った知識を蓄えていました。
つづいて、木材用のCTスキャンを見せて頂きました。
木材を画面上で輪切りにして、木材の内部の割れや節を見る事が出来る装置です。
この装置は医療用、特に歯医者さん用の装置を改良して安価に作られた物だそうです。
安価ですが、医療業界では採用率の高い信頼できるメーカーの物だそうです。
こういった装置は、どんどん進化して数年後には、コンパクトで持ち運び出来るような物になるかもしれませんね。
木材業界も変わっていきそうですね。