地松
社長の藤井です。
松を切る季節は、9月末から2月いっぱいです。
その時期以外の暖かい季節に切られた松を製材製品にすると
青黒くカビて変色したり、虫が入ってボロボロになってしまいます。
まだ近年の松枯が北へあがっていますので、まだ被害のない東北青森から仕入れます。
年輪の細かな松は、化粧桁や化粧垂木に挽きます。
さらに末口の径が60cm近い大径材の松でお寺の虹梁(こうりょう)を
製材する必要があります。
松は、曲がった木が多いためタイコ挽きをして、お寺の桔木(はねぎ)にも使います。
化粧桁として挽き、屋根のある倉庫内で天然乾燥をします。
雨のあたる場所では、腐ってしまいます。
松の端材で45mm厚の板を挽き、これも天然乾燥をします。
側面接着して巾広の松製階段板にしたり、松製窓枠として加工します。
桧だけでなく、松のお問い合わせもお気軽にください。