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木のはなし

カラマツ

 

紅葉の季節が終わりました。カラマツは、まだ多少紅葉した葉が見えます。

針葉樹でも紅葉するカラマツは、長野県と北海道が有名ですね。

岐阜県にも8000haと広大なカラマツ林があります。

高根に2000ha荘川に2000haとほとんど飛騨地方にあります。

海抜800mくらいの平坦な場所に植林され、樹形は、針葉樹らしく三角形でとがっています。

価格は、安く伐採して販売しても山元に還元されても少額です。

なぜ、カラマツが植林されたのでしょうか?

昭和25年から30年に戦後山林復興のため成長の早いカラマツが選択されたようです。

日の丸弁当で一本一本担ぎ上げて植えたものでしょう。

用途は、細目(さいもく)パルプとして新聞紙に活用される見込みでした。

 

 

他に土木用材の杭や土止め板に活用されています。

木の特徴は、ヤニが強く帯鋸(オビノコ)の通りが悪く、ねじれた木が多いため狂いやすく建築用材としては好んで用いられませんでした。

近年は合板に多く使用されています。現在岐阜県下では植林する人は、いません。

 

 

私が材木会社就職したばかりの頃、カラマツを触ると見えない棘が刺さりチクチクし、知らないうちに服にヤニが付き嫌な思い出しかありませんでした。

そんなカラマツに昭和56年、長野県が脱脂技術を開発して集成材などに用途がひろがりました。

安い木材資源に愛着を持ち、高い付加価値を加え、その一部を山に還すことが森と共に生きることですね。

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