社寺建築材
茅負・裏甲
茅負(かやおい)

茅負は、伝統的な日本の社寺建築において、屋根の軒先に用いられる飾りの一種です。茅負は、茅(かや)や草などの自然素材を用いて、軒の垂木や梁の装飾を施し、防護や美観を兼ね備えています。特に神社や寺院の屋根の端に見られます。
裏甲(うらご)

裏甲は屋根の端部や妻板の裏面、軒裏、垂木や鼻隠しの裏側などに取り付けられます。 外観からは見えにくい「裏側」の仕上げや保護を目的とするための部材で、構造を補強したり、雨水や風の影響から内部材を守ります。
日本の宗教的な建築物において重要な役割を担い、そのデザインや装飾は地域や時代によって異なります。茅負も裏甲もその一部であり、古い伝統を伝える建築要素です。