木枡の由来

木枡の由来

現在はお祝い事やイベントなど、おめでたい席で目にすることが多い枡。
元々は年貢の徴収の際に米を計るといった、計量のために使用されてきた歴史があり、昔の人たちは米だけでなく酒や油、醤油といった調味料を計るのにも枡を使用していました。
今は枡で計量する機会は少なくなりましたが、日本酒の量を「升」で表すのも、枡を使用していた名残なのです。
現在、枡は縁起物の容器として、お祝い事や祈願目的に使用されています。
 

枡に使われる材料は縁起のよい木

古来より、神社の建造には桧、酒造りには杉樽、神事や豆まきには桧や樅(もみ)、守り札に樅が使われてきました。使われる木材にはそれぞれ意味があると言われています。
現在、様々な材料の枡が出回っていますが、本来は枡には桧、杉、樅が使われるべきもの。
トーホーでは桧や杉、樅を使った枡を、岐阜県白川町の自社工場にて生産しています。本物の素材を使った枡は、香りや手触りが違います。
お祝いの席で福を呼ぶ枡。素材にもこだわって選んでみてはいかがでしょうか。
 

意外と知られていない、木枡の組み方の意味

木マスを上から見ると、4つの角が全て、「入の字」に組まれています。
これは「大入」や「入れマス」といった意味が込められており、縁起をかついでいるのです。
また、木(気)が組まれて作られている枡は、会社や学校や組織、団体などで何かの目標を目指して取り組んでいくときや、カップルの誕生時、工事の始まりの時に複数の人が木(気)を合わせるという意味合いがあるのです。
 

枡の歴史

枡は年貢の徴収や給付するための下行の際に米などを計るのに使用されてきました。
領主は多くの年貢を取るために、年貢を徴収する際に使用する返抄枡を、給付する際に用いる下行枡よりも大きくするということが行われていました。
江戸幕府は枡の統一規格を制定し、これが現在の枡の規格の基礎となっています。
 

京枡

公家政権の政治力に低下によりそれまでの枡が用いられなくなると、全国各地で異なる基準での枡が用いられるようになりました。
戦国時代になり商取引が活性化すると、枡の統一が求められ、10合=1升となる十合枡へとまとまっていきます。
京都では「京都十合枡」と呼ばれる枡が用いられ、織田信長や豊臣秀吉もこの枡を使用していました。
そして、京都十合枡が公定の枡として考えられるようになります。
江戸時代になると、枡の正確性を維持するために枡座と呼ばれる公定枡を製作・専売する座が設けられましたが、寛永の時代には以前よりも大きいものが作られるようになりました。
寛文9年になると江戸幕府は、現行の京枡をもって統一した公定枡とすることや、偽の枡の製造販売を厳罰に処することを定めました。
この時の枡が、今日知られている京枡なのです。
 

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